うんち・・・?孤独な真剣勝負。

今日の保育園お迎えの時のこと。

ゆま(2歳8か月)は、私が保育園に迎えにいくと、

いつも、すごい勢いで嬉しそうに私のところに来て、先生と私が話すのをせかすように、

私をドアまで引っ張り、すぐに保育園を出ていく。

 

けれど、今日は、なんだか少し様子が違った。

保育園を出たと思ったら、自転車に乗りたがらず、

「(まだ保育園の中にいる同じクラスの)はなちゃんにあいにいきたい」と言って、

園の中に入りなおし、さっきのお部屋に戻っていった。

保育園3階の部屋に戻り、はなちゃんを見つけると、そこにかけよって、

私も含めて一緒におままごと。

暫くすると、真剣な表情で部屋のドアの外にいき、そこでうんち座りを始めた。

 

娘「うんち、してるの」

私「おお、そうなのね。ゆっくりでいいからね。」

娘「うん」

4,5分、部屋のドアの前でがんばる。

 ・・・でも、でなかったみたい。

 

暫くして、おもむろに立ち上がり、外にでようと思ったのか、園のドアまでいくと、

同じクラスのまりちゃんのママを見つけ、

娘は「まりちゃんのママ!」といって、まりちゃんのママと一緒に3階へ。

 

でも部屋に入らず、部屋の前で、また、とても真剣な顔つきで、うんち座りを始めた。

6,7分経過。

 

でも、うんちは出なかったようで、立ち上がり、また園の外にでる・・・

かと思ったら、出口近くの絵本の部屋へ。

何か読みたい本がありそうでもなく、そこにきたお友達の様子を見ながら、

腰をくねくねさせている。

 

おんぶしている息子(0歳7ヶ月)がぐずり始めたので、 

私「ゆまちゃん、そろそろおうち、帰ろうよ~

(心の声   わー、いつまで待てばいいんだよー。うんち、出すならはやく出すよう取り組んでよ!)」

娘「ううん」

15分経過。

 

一つ上のクラスのきたちゃんが絵本の部屋から出ていくときに、

娘も一緒にでていくことに。

 

園をでてから、やっぱり自転車に乗りたがらず、

「きたちゃんといっしょにいく!」といって、歩き始めた。

(心の声    わー、まだ続くのね。いつ帰れることやら。。この、何も進まない感じ、つらい。)

 

商店街をすごい勢いで走ってゆく。

駄菓子屋でチョコレートを買って、きたちゃんとはお別れ。

いなくなってしまったきたちゃんを思い出して悲しそう、でも、

手に持っているチョコレートは魅力的で、

 

娘「いま、たべてもいい?」

私「うん、いいよ。美味しいの買ったらすぐ食べたくなるよね~。

 そしたら、自転車のってから食べてくれる?」

娘 (ちょっと迷った感じで)「うん」

 

ついに自転車に乗った!

(心の声  よし!帰れる!)

 

自転車にのって移動しているとき、娘が、「おしり、痛い!」というので、

自転車のお尻のところを確認するが、何もない。

 

「もしかして、うんち?」ときくと、

「うん!・・おかーちゃん、ゆっくり!!」と指示がはいった。

私「うんちなら、おうちでした方がいい気がするから、はやくいこう!」

娘「うん!」

というやりとりをして、スピードをあげて帰宅。

ちなみに、ゆまは、「おうちに帰って食べるの」といって、

手の中にあるチョコレートを食べていなかった。

 

お風呂に入る前に、「うんちしてるの」といいながら暫く頑張って、

やっと、おおきな立派なうんちが現れた!

 

3時間越しにでてきた立派な大きなうんち。

 

どうして、娘は、うんちがでそうなとききまって、

いつもと違うくねくねした様子(こちらからすると、前に全然進まない感じ)になるのだろう・・・?

 

おおきなうんちがでそう・・・というときの、

鳥肌の立つような、なんともいえぬむずがゆさ、

いつでるのか自分でもわからない感じ。

そこまでくると、コントロールできないし、出す時痛いかも・・・という不安、

娘はそんなことををずっと感じていたのかしら・・・

できることなら、動いている自転車の上でうんちをしたくない。

そして、乗ってしまった自転車の上で、もしかしたらいま、でるかもしれない、

ということを考えながら、チョコレートを食べる余裕さえなかった。

 

もしかしたら、うんちがでたときの安堵感は計り知れないものだったのかもしれない。

ひとりっきりで取り組む、自分よりもおおきなものとの真剣勝負を終えた後のような・・・。

 

娘、本当に、おつかれさまでした。

 

そして、私も、お疲れさまでした。

今回は、黙って待ち続けてばかりで、自分に優しくしてあげられなかったな、と反省。

自分に素直でありたいです。


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