いわないで!!
3か月程前、私と夫が話をしていると、娘(当時2歳6か月)が、私のところに来て、
「いわないで!」と言いました。
私が、「もしかして、おかーちゃんとおとーちゃんが話してるの、よくわかんなくて、さみしかった?」と聞くと、
娘は「うん」と応えてくれました。
こんな風に言われたことは初めてでした。
娘は、大人の話している内容がどんどんわかるようになってきて、
同時に、わからないこともわかるようになって、
話の中に入りたいのに、入れない!という悔しさとか寂しさを持つようになっていたのだということ、
そして、それを表現できるまで大きくなったのだなぁと想像した一件となりました。
その1か月後、旅行先で、友人のお義母様の家にお邪魔して夕ご飯を頂いていた時のこと。
娘(当時2歳7か月)は、暫く一人で遊んでいましたが、
すすすーと私の膝の上に来て、小さい声で、「おかーちゃん、いれたいよー」と言ってきました。
言われた瞬間は、何のことやらよくわかりませんでしたが、何度か聞き返してわかったことは、
「この輪の中に入れてほしい」ということでした。
以前、私達が話しているときに「言わないで!」といって私たちの話を遮った時と同じような状況だけれど、伝え方も雰囲気も全然違う。
どうしてだろう?と考えてみると、
その場は、私の友人2人と、友人のお義母様がいて、
その家の主のお義母様が中心となって、ぐいぐいとお酒を飲みながら話をされていました。
そのお義母様は、(お話から察するに)ご自身のお孫さんのお世話で少し疲れている様子で、
私から見ると、娘への関わりは最小限のように見えました。
また、部屋の中に遊んでよさそうなものは殆どありませんでした。
娘からしたら、そんな雰囲気の場で、
”なんだか、自分は歓迎されていないのかもしれない”とか、
”大きい声で「言わないで!」なんて言ったら、よくないかもしれない”とか、
そういうことを感じ取っていたのかもしれません。
そんな娘を見て、私はとても切なくなってしまいました。
そして、昨日、夫の友人家族が我が家へ遊びにきてくれました。
ひとしきり話をしたり、遊んだりした後、
私たちが話をしていると、娘は、大きな声で、「はなさないで!」と言って、話を遮りました。
ちょっとにやっと(悪い顔(笑))しながら。
私は、「話わかんなくて、さみしかった~?ごめんごめん、遊ぼう」なんて言いながら、
この家や、この仲間たちの中では、娘は安心して思いっきり表現できているのだ、
と嬉しく感じたのでした。
本当に、私が思っているよりもずっと、
娘は色んなことを感じて、理解して、行動しているんだろうなぁ・・・