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こないで!

「こないで!」

1週間前、初めて自主保育のグループにおじゃまさせてもらったとき、メンバーの子供たちに何度も何度も言われた言葉です。

「○○はいいけど、ゆま(娘)はダメ!」と、私たちは容赦なく、追い出されます。

私は、どうしてだめなの~?じゃましないから~。一緒に遊びたいんだけど、だめー?とか伝えてみるものの、子どもたちは一切折れてくれません。

 

言われた娘は、一言「いやだ!」と言ったり、じーっと見ていたり・・・、とても真剣な表情で、しばらくの間子供たちの側に立っていました。

 

出会ってから3時間後くらいでしょうか、私が彼らの近くを通りかかったとき、グループ隊長のツキ君が私に、「ねね、水くんできて」といってヤカンを渡してきました。私は承諾し、側にいた娘に、「水くんできてって言われたんだけど、ゆまもいく?」と聞くと、娘はだまってそのヤカンを受け取り、水をくみにいき、そして、ツキ君に渡しに行っていました。

少し緊張感があったような感じがしましたが、娘はどんな気持ちだったのでしょう。

 

結局、その日は、全く仲間に入れてもらえませんでした。

 

その一週間後、また同じ自主保育のグループに参加させてもらいました。

ツキ君を含む子どもたちは、娘や私のことを覚えてくれているようでした。

開始の挨拶後、暫くして、子どもたちが、バーッと遠くにいってしまいました。

私は、あ~今日も一緒に遊んでくれないのかなぁ~と思っていたら、

娘が、私に、「おねーちゃんたち、どこにいったかな?」と聞いてきました。私が、探しに行く?ときくと、「うん!」といって、子どもたちが走っていった道を走っていきました。

私も一緒にいってみると、なんと、その先で、子どもたちが隠れて私たちをみてるじゃありませんか。

子どもたちは「きたぞー!」と言って、私たちから逃げるようなそぶりを見せます。もちろん、私たちは、なんだか嬉しくて楽しくて、子どもたちを追いかけていきました。

そうして、娘と私は、初めて、子どもたちの遊びに入れてもらう事ができました。

 

振り返ると、どんな場所でも、新しい人が来たときには特に、子どもたちは「はいらないで!」とよく言ってる気がします。そんな言葉を聞くと、”そんな意地悪いわなくていいのに~”と思っていましたが、そう言う時の子供の世界はどんな感じなんでしょう‥‥。

 

・大切に育んできた関係性や空気が崩されるかもしれない(例えば、大人でいうと、気心知れた仲間うちで飲んでいたら、隣の席の知らない人に、一緒にのもうや!と言われた感じ)

・自分の居場所がとられちゃうかも(例えば、家族に新しい赤ちゃんがきた!ときのような感じ)

・他のメンバーにかっこいいところ見せたい(そういえば、グループ内に、ツキ君が気にしている女の子がいたようだった)

・なんか面倒。ペーストが崩されるのが嫌。(遊びを説明するのとか、道具を持ってきてあげるのとかしなくちゃいけないし)

・・・・と、夫や友人と話しながら、色々なことを想像してみました。

 

中でも一番自分の中で最も身に染みて理解できたのは、

私が料理をしている時に、娘が、「ほうちょうやる!」と野菜を切るお手伝いをしにきて、私が、「これはおかーちゃんがやるわ!難しいから!(面倒だし、怖いし、今は余裕がない!邪魔しないで!)」と言っているときのこと。

これも、子どもたちの「はいらないで!」似たような感覚なのかもしれないなーと思いました。

 

そう思うと、「はいらないで!」のもとにある感情は、意地悪というより、人として、とても自然なものだなぁと思ったのでした。

相手がどんな人なのか、自分たちにどんな影響を与えそうな人なのか、よくわからないうちに、その人を受け入れるのは、大人でも、とても難しいこと。

逆に、充分な時間をかけて相手を知り、自分の中で受け入れる準備ができたら、その時初めて、相手を受け入れることができる。

娘も(私も)、子どもたちも、そんなことをやっていたのかもしれません。

 

特に、友達になろう、とかそういう言葉はないけれど、お互い自然な姿で受入れ合った感覚、とても心地よく、私は一人で感動してしまいました。

(子供たちにとったら、当たり前のことなのかもしれませんね)

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